移管しました。こっちで更新します。:Ableton Liveの嫌いなところ・バグ - kobayashihawtin (scrapbox.io)
Ableton Liveを使い続けてはや10年くらいが経っただろうか。
他のDAWを触ってみたい気持ちはあるが、一緒に制作する人の大半がLive使いであるために移ろうにも移れず、渋々Liveを使っている。DAWは周りに合わせておくのがなんだかんだベターである。
Ableton社のエクイティで資金調達しない姿勢は愛せるし、Liveも素晴らしいソフトウェアだと思うが、流石に10年以上も触っているとヘビーユーザーとして不満に感じる部分も多分にある。
ということでひたすら不満を書き出してみる。気が向いたら精査して機能リクエストしてみよう。
オーディオ関連
- マスタートラック上のエフェクトをオフにしてもオンのときと同等のレイテンシが適用される
- iZotope Ozoneみたいなレイテンシの大きめのプラグインで試すとわかりやすい
- Drum Rackのマルチバウンスにいつまで経っても対応しない
- せめて個別トラックへのルーティングを一括でできる機能くらいはほしい
- サイドチェーンを使ってるとフリーズできない
- 個別にバウンスすればいい 話だけど「できません!」じゃなくて「バウンスしますか?」って感じの導線があってもいいじゃん?
- グループトラックも裏技使わないとできないの気持ち悪い
- Audio Deviceの設定でInputとOutputを別のデバイスに設定できない
- 仕様的にできるものなのかどうかは知らない
- FL Studio ASIOかませば回避はできる
- 無音部分を自動でカットする機能がない
- というかその手の便利なオーディオ編集機能が一切ない
- 全体的にバッチ処理周りが貧弱
MIDI関連
- ステップシーケンサーがない(なくてもいいけど)
- 前後の同一ピッチのノートと重なるまでノートを伸ばすと、前後のノートが消える
- 押し出す形で伸ばしたいときもある(知らないだけでそういうショートカットがあるのかも?)
- オートメーションに対応してないパラメーターがいくつもある
- Warpアルゴリズム、SamplerのLengthなど
- 標準装備のMIDIエフェクトデバイス、もうちょっと拡充してくれてもいいのでは?(M4Lで代替できるからいいけど)
- 拍子のバリエーションが少ない
- 5連符とか打つのがまあまあめんどくさい
- ついでにメトロノームも融通がきかない
クリップのケツのPitch bend Envelopeが次のクリップにも否応なく適応されるのでいちいち0に戻さないといけない特殊仕様過ぎるので停止するたびにゼロに戻すようなオプションがあって然るべき- Live11にはMidi Envelope Auto Resetという機能があったっぽい
クリップに書いたPitch bend Envelopeを消してもアレンジメントにログが残ってるのか、Pitch bendが残ることがあるアレンジメント上でクリップの位置をずらせばPitch bendしなくなるけど、元の場所に戻すと再発する流石に酷いバグなので直してほしい- AトラックのMIDIを受け取るBトラックのアレンジメントにある空のクリップに書かれたEnvelopeが悪さしてるだけだった。。。。。バグとかいってごめんなさい。。。。。
UI関連
- ショートカットを編集できない
- ビルトインのデバイスを別ウィンドウで開けない
- EQ Eightみたいに表示領域を拡大できるものもあるけど
- ミキサーが貧弱(以下、欲しい機能)
- メーターのIn/Outのマニュアルの表示切替/同時表示
- メーターのRMS/Peak/LUFSなどのアルゴリズムの変更(Studio Oneみたいなやつ)
- ミキサー部分の別ウィンドウ表示
- インサートチェーンの表示(Logicみたいなやつ)
- 高機能なPan(LogicみたいにStereo Widthも一緒にあやつりたい)
- アレンジメントビューにピークメーターがない
- トラックネームをクリップネームに一括でアサインできない(色はできるのに!)
- トラックネームの連番機能をカスタマイズできない
# synth_lead
と入力すると1 synth_lead
になるが、本当は01_synth_lead
にしたい
- コンピング時、鉛筆モードに入らないとテイク選択できない
ライブラリ関連
- 検索機能・ライブラリ機能が貧弱過ぎる(以下、その一例)
- ※この辺りの不満はLive Enhancement Suiteの導入によって概ね解消可能
- 完全一致検索の機能がない
”Reverb”
みたいなダブルクオーテーションで囲うやつ- ファイルパスが見れない
- そのせいで同名のエフェクトを見分ける手段がほとんどない
- プロパティ検索の仕様がよくわからない
-
reverb preset
とかreverb vst
みたいに一部対応してるものがあるっぽい - Name以外に同時表示できるプロパティが1つだけしかない
- Rank, Type, Date Modified, Size, Placeしかプロパティがないのも残念
- プロパティが表示されないものも多い(VSTは基本見れない)
- Plug-insのカテゴリでVST2とVST3をごちゃ混ぜに表示できない
- いちいち階層に潜らないといけないのでダルい
- Collectionが6個しかない
- マルチバウンス時のトラックネームの命名規則を編集できない
- aifファイルのコピープロテクト、もう要らなくない?
- 外部のサンプル管理ソフト使ってるとプレビューできずひたすらに邪魔
パフォーマンス関連
- 端的に重い(気がする)
- トラック一つ挿すのに1分くらいかかるプロジェクトが一部ある
- VSTサンドボックス機能がないため一つでもクラッシュすると全体で落ちる
単純なバグ
- iZotopeを含む一部のメーカーのVST3プラグインにおいて、プラグインウィンドウにフォーカス時、spaceキーでの再生/停止機能が無効化されるバグがある
- NVIDIAのGPU、OpenGL、外部モニターあたりの相性問題か何かでM4LのGUIがクラッシュするバグがLive8くらいから放置されている(PC新調してから再発はしてないので最新の動向は知らない)
- アレンジメント上の拍子変更の記号があちこちに移動してグッチャグチャになるバグがある
- 多分フリーズしたファイルとの兼ね合いで発生するバグ
- うまく言語化は出来ない
その他
- Ableton Pushの新作を出すつもりないなら、iOSやAndroidでリモートコントロールできるTouchableとかを買収してあげてほしい(市場が小さすぎて開発中止になりがちなので)
- もうちょっとMaxの開発コミュニティに資金提供とかしてあげてもいいのでは?(してるのかな?)
以上!(随時更新予定)
更新記録
- 2023/03/03 :クリップのEnvelope周りの文句を追加→すぐさま間違いに気づき訂正