異なる解像度のデュアルモニター環境においてAbleton Live上で映像を表示する際の注意点

Ableton Live11のアレンジメントビューに映像ファイル(mp4, mov)をインポートして、ディスプレイ間をまたがるプレビューウィンドウの移動操作を行ったところ、Liveごとクラッシュするというバグに見舞われたため、その記録を残しておく。
完全に対処はできていないため、あくまでも同じ症状があるんだな、という確認のためにご利用くださいまし。

症状

  1. Ableton Live11のアレンジメントビュー上にmp4ファイル(もしくはffmpegで変換したmovファイル)を取り込む
  1. プレビューウィンドウで再生する
  1. プレビューウィンドウをFHDモニターからWQHDモニターに移動する
  1. 再度、プレビューウィンドウをWQHDモニターからFHDモニターへ移動する
  1. Ableton Live11がフリーズする or プレビュー画面にCould not decode video fileと表示される
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対処法

  • プレビューウィンドウのディスプレイを跨いだ移動を行わない
  • アレンジメントのタイムラインと同期できるMax For Liveデバイスで映像をプレビューする
    • 試していないけど海外フォーラムにそのような対処法を紹介しているページがあった(リンクは忘れた)

バグ発生時のシステム構成

Ableton Live

Ableton Live 11 Suite (11.0.12 Build: 2021-11-04_b232c5df34)

映像出力のフロー

制作環境の映像系接続は以下の通り(ついでに気になっていたMermaid記法を試してみた)
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上のフローだとイメージし辛い、という人向けに画像で説明すると、「左のラップトップ→上のモニター→下のモニター」という順番で繋がっている。デイジーチェーンを利用すると数珠つなぎで映像を出力できるので便利。
上のフローだとイメージし辛い、という人向けに画像で説明すると、「左のラップトップ→上のモニター→下のモニター」という順番で繋がっている。デイジーチェーンを利用すると数珠つなぎで映像を出力できるので便利。

OS、ハードウェア

OS 名 Microsoft Windows 10 Home バージョン 10.0.19043 ビルド 19043 OS の他の説明 利用不可 OS 製造元 Microsoft Corporation システム名 ***** システム製造元 Thirdwave Corporation システムモデル GR2060RGF-T システムの種類 x64-ベース PC システム SKU プロセッサ AMD Ryzen 7 4800H with Radeon Graphics、2900 Mhz、8 個のコア、16 個のロジカル プロセッサ BIOS バージョン/日付 American Megatrends Inc. N.1.20THI06, 2020/12/22 SMBIOS バージョン 3.2 埋め込みコントローラーのバージョン 1.23 BIOS モード UEFI ベースボード製造元 TFH ベースボード製品 GK5NR0O ベースボード バージョン Standard プラットフォームの役割 モバイル セキュア ブートの状態 有効 PCR7 構成 表示するためには昇格が必要です Windows ディレクトリ C:\Windows システム ディレクトリ C:\Windows\system32 ブート デバイス \Device\HarddiskVolume3 ロケール 日本 ハードウェア アブストラクション レイヤー バージョン = "10.0.19041.1566" ユーザー名 ***** タイム ゾーン 東京 (標準時) インストール済みの物理メモリ (RAM) 16.0 GB 合計物理メモリ 15.4 GB 利用可能な物理メモリ 5.93 GB 合計仮想メモリ 18.2 GB 利用可能な仮想メモリ 4.77 GB ページ ファイルの空き容量 2.75 GB ページ ファイル C:\pagefile.sys カーネル DMA 保護 無効 仮想化ベースのセキュリティ 無効 デバイス暗号化のサポート 表示するためには昇格が必要です Hyper-V - VM モニター モード拡張機能 はい Hyper-V - 第 2 レベル アドレス変換拡張機能 はい Hyper-V - ファームウェアで仮想化が有効 はい Hyper-V - データ実行防止 はい