マイク用ショックマウントのゴムを交換してみた

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BehringerのB-1に付属するショックマウントのゴムが使い始めてから2年くらい経過した時点からヘタりを感じるようになり、だましだましで4,5年を経過した現時点では、ほとんど靴紐と化しており、ショックマウントとしての機能を果たしていなかった。
今回はそれをホームセンターで買ってきたゴム紐に交換したというお話。

ショックマウントの構造と愚痴

あやとりのようにゴムを張り巡らせて中空に浮かせた台へマイクを取り付ける、というショックマウントの構造は、基本的に、高感度であるためにノイズを拾いやすいコンデンサーマイクに、床やマイクスタンドなどからの振動を伝えないようにするためのものである。
それがどれほどの効果を生み出しているのか、ちゃんと比較をしたことがないから正直よくわからないが、ともかくそのような定説があるために、大半のコンデンサーマイクはショックマウントの取り付けを前提とした形状をしており、ショックマウントなしでコンデンサーマイクを使う方法はほとんどないといっていい。
その割にショックマウントの形状は標準化されていないようで、各社から微妙に仕様の異なる様々なショックマウントが販売されている。マイクの付属品としてのみ生産されており、ショックマウント単体で購入することができないケースも多い。
宅録ではマイクを何本も入れ替えたりすることはあまりないため、ショックマウントが標準化されていなくてもさほど困らないが、レコーディングの現場などではショックマウントとマイクの互換性で悩むこともあるのではないだろうか(レコーディングの現場に立ち会う経験は指で数えられるほどしかないが、、、)。
またマイクに付属していたショックマウントが壊れてしまったため、一か八かで他社のショックマウントを購入するか、マイクを買い直すしかない、というケースもありそうだ。まあ大半のケースでは代用品が見つかると思うが、ゴム紐なんかは割とすぐにヘタってしまうため、もう少し色々と工夫の余地があるように思えてならない。

ゴム紐、ホームセンターで買えるよ

ともかく、手持ちのショックマウントのゴム紐がヘタってしまったので、Amazonで探してみたところNeumannショックマウント用のゴムを見つけたが3,000円弱。どうかしている。
SOUND HOUSEならShureやMXLの専用ゴムを500円強で買えるようだが、たまたま他に欲しい商品もなく送料がもったいなかったので見送り。
別件で立ち寄ったホームセンターで右のゴム紐をゲットした。ホームセンターだとあまりこの手の丸ゴムの取り揃えがないようなので、ユザワヤみたいな手芸店?に行くのがいいのかもしれない。あんまり太すぎるとショックマウントの引っ掛け部分に入らないかもしれないが、3mmとか4mmくらいはあった方がいい気がする。
Amazonならこれがいいと思う。
交換の仕方は至って簡単で、適当な長さのゴム紐ループを2つ作ってショックマウントに引っ掛けるだけ。ループのつなぎ目は固結びでいい。見た目を気にするなら、ゴム紐と同じ色の収縮チューブでも被せておけばいいんじゃないだろうか。
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